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クラス便り 2016年 11月号 から

つくし〈1歳児〉 

201611つくし2みつけたよ
朝晩の気温の変化が大きくなり、布団からなかなか出られないこともあり季節の移り変わりが感じられるようになりました。鼻水や咳も出てきて、「はな出てる」と自分で気がついて拭いたり友だちにも教えています。201611つくし1                                
 先日散歩に出かける前、ペットボトルで作ったバックにシールを貼ってみました。持っていくのを楽しみにしながら、色とりどりのものができました。「どんぐりを見つけにいってみようか」
「うん」と友だちと手をつなぎ出発。慣れてきて途中で離すことも少なくなってきました。
公園では、たくさんのどんぐりを見つけ「あった 大きいの」「小さい」とバックいっぱいになるまで夢中でした。きっとおうちでも一生懸命教えたことでしょう。
 自分の思いを片言や言葉で伝える姿が多く見られるようになってきました。おもちゃの取り合いは見られますが、「かして」が言えるようになってきました。友だちと一緒が嬉しく、同じような遊びをおしゃべりしながらままごとでは見たてあそびや人形のお世話など広がっています。
ブロックでは、つなげたり「飛行機つくって」「車作ったの」指先を使った遊びもじっくりできるようになってきました。今月から保育参加を予定していますので、是非成長した姿を見ていただけたらと思います。

さくら〈2歳児〉

201611さくら2秋風に赤や黄色の落ち葉が舞うと、子ども達が目で追ったり、手に取ったりと秋を身体で感じる姿があります。
さて、運動会では、カエルのお面を付けての親子競技でしたが、親子が楽しく全員で参加できた事を嬉しく思っています。ご協力ありがとうございました。

201611さくら1そして、今回は自分のリュックを背負っての遠足でしたが、お弁当や水筒が入っていても、誰ひとり「おもたーい!!」のつぶやきも出る事無く、いつもよりピリピリ動いては、手つなぎもしっかりして、遠足を楽しみにしている姿を見せていました。お化けの森と入定塚公園をそれぞれ楽しんだ後、一緒に近隣公園に移動して、待ちに待ったお弁当に子ども達の笑顔も一層明るくなり、「せんせーいタコさんウインナー」と教えてくれたり、お友だちの入っている果物を見ては、自分のを探したり、持っていたおにぎりがコロコロ転がったり、苦手な野菜を口に入れては、「おいしかった~」と誇らしげに言ったりと、短い間でしたが、それぞれのドラマがありました。そんな子ども達の様子にホッコリさせられました。201611さくら3

遊びの秋
身体を思いきり使って遊ぶのにふさわしい時期です。散歩に出かけては全力で走って取る、しっぽとりゲームや鬼ごっこなど簡単なルールのある遊びを取り入れて遊んでいます。ぜひ、保育参加など通して子ども達の元気な様子を見て頂けたらと思います。 だいぶ寒くなってきました。クラスでは、手洗いやガラガラうがいをしてウイルスに負けない強い身体づくりをしています。ご家庭でも、バランスの摂れた食事、規則正しい生活リズム、睡眠を心がけて寒さに負けないようにしていきましょう。

つき〈3,4,5歳児〉

201611つきくみ2秋も深まり、関係も深まり…
秋も深まり、肌寒さを感じる日も増えてきましたね。つきぐみも秋の深まりに負けないくらいに関係が深まってきているように感じます。
運動会では新しいことに挑戦してできるようになっていく身体的な変化だけでなく、たくさんの心の変化も見られました。はじめは楽しくて走っていたばらさんも少しずつ「1ばんになりたい!」「かってうれしい!」といった気持ちや、「いっしょうけんめいはしればいいんだよ!」なんて言葉も聞かれるようになりました。ひまわりさんはリレーを中心に気持ちがグッと向いてきて、自分たちで順番を決めるとますます気合が入っていきました。特に、周りの仲間により目が向いていったように感じます。
ゆりさんはというと、新たなものに挑戦する機会が多かったのですが、初めのうちは苦手なものにはなかなか取り組みたくない様子…当然ですよね。201611つきくみ3でも、仲間ができるようになっていく姿を見て自分も挑戦。保育者も一緒になって何度も繰り返し行っていくうちに、コツをつかみ、少しできるようになると嬉しくてもう少し、もう少しと結局1時間以上もなわとびを跳ぶ姿も見られました。
楽しさを知った子どもたちは運動会後もなわとびを出して行っていると、「せんせいやりたい!」とひまわりさんだけでなくばらさんも真似して跳び、一緒に楽しむ姿が見られました。技は深まり、数人で一緒に跳んだり、大縄を跳びながら個人なわとびを跳んだりといった新技も見せてくれています。
運動会はひとつの通過点です。これからもてつぼうやなわとびなど楽みながら取り組んでいきたいと思っています。

異年齢で楽しむ集団あそび
  関係の深まりを感じる姿は朝夕の自由あそびの時間でも見られます。201611つきくみ4園庭に出ると「どろけいしよう!」とゆり・ひまわりを中心に子どもたちだけで集団あそびが展開されるようになってきました。以前であれば保育者が入るのを待って展開されていたのですが、保育者がほかの用をしていると「せんせいあとできてね!はじめてるね。」と頼もしい言葉。先日の日々連絡票でお伝えしたように「オニ(ケイサツ)決め」をして、警察は帽子をひっくり返して白にし、10数えてスタート。そうそう、お迎えに来たお母さんに何度か「なんで先生子どものぼうしかぶってるんですか?」と聞かれましたが、警察だとわかるようにでした(笑)
運動会後あたりからは、ばらさんやそれまで入って来なかった子たちもどんどん参加して一緒に行うようになってきました。もちろん、まだまだルールが納得いかずにタッチされても怒ったり、タッチしたら助け出せるのだと知って、自分も捕まっているのにタッチしたりといった姿も見られるばらさん。そんな時もゆりさんひまわりさんに指摘され、話を聞いて葛藤しています。もちろん納得ができる時ばかりではありませんが、3歳児だけでは決して成立せず、楽しさも感じられないあそびです。こうした姿も含めて、遊びながらルールを知り、ルールを守ることの必要性を知っていけるのもまた、異年齢集団ならではなのかなと感じます。
  12月には各クラスがいろいろなお店(雑貨屋さん、レストラン、肝試し などなど)になって役割分担し、乳児さんを招待する「(お店屋さん)ごっこあそび」を今年度も行う予定です。みなで話し合って色々なことを決め、協力して取り組んでいく機会も増えていくと思います。これからますますクラスとしての関係が、また他クラス・他年齢との関わりも深めていけたらいいなと考えています。